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2019.10.29 BLOG

ビジネス美容師で金儲けしちゃダメだ






※初めに。テーマに対しての答えらしいものは書いていません。(答えを持っていないから)書いてある文章の、その奥にある私の心の声をテーマにしているだけです。そんな大したことは書いてませんのでご容赦ください。





美容師って昔、お客様から先生と言われていたそうです。
たまにこんな私でもお客様から「先生」と呼んでいただけることがあります。
(凄く照れますが笑)





最近の若い美容師さんたちを羨むことがある。

それは多様な選択肢を持つことができるから。
例えば、マツエクに転身する人がいたり。
例えば、若くして個人事業主としてサロンを構えずに独立できたり。
若くしてたくさん稼いでいる人もたくさんいます。





私がまだ若手だったことは、戴けるお給料も手取りで15万円前後。
とても生活が厳しかった。お給料日まであと10日もあるのに「財布が空っぽ」なんてこともザラだった。いつも空腹だった。





1日でも早くスタイリストになって、たくさんお客様をつけて稼ぐことを夢見ていた。その為にたくさん努力をしていた。サロンで練習をしてハッと気がついたら朝になっていることもあった。その時窓から見た白くてキレイな朝の景色は一生忘れることができないと思う。とても惨めな気持ちだった。





こんなにやってもうまくなれないのか」って。





子どもの頃から周りの人たちよりも手先が器用だった。要領のいい子どもだったと思う。
そういう自分だったから先輩や後輩に「不器用」というレッテルを貼られたくなかったので毎日家で練習していた。(おかげで家中が毛まみれに。。。)





頑張ってスタイリストになれた。でもすぐにお給料は変わらない。
めちゃくちゃ頑張って、やっと一ヶ月お金が足りなくなることなく生活ができるようになった。





もっと努力した。もっと努力した。もっと努力した。もっと努力した。
ゆとりができてきた時には20代の後半になっていた。





30代になってやっと貯金ができるくらいになった。
(独立してその貯金は無くなっちゃいました。)





これが一般的な美容師の道だと持っていた。これしかなかったのではないかと思う。
他に方法を知らなかった





今は、本当に多様な働き方が生まれてきている。
選択肢をたくさん持つことができる。羨ましいと思う。





資本が豊富なサロンが増えてきている。経営者が美容師でないところも多い。
豊富な資金で素晴らしいプロモーションをかけたり、広告宣伝に多額の費用を使えるサロンも多い。いいなぁとも思う。





ただ、、どうやったら客数が増えるのか。どうしたら客単価を上げられるのか。
そういった思考は私には合わない。人間をマスとして見ることができなかった
ちゃんと一人一人と向き合いたい。そういう思考にならないように。





だから今はもうそういう環境に身を投じたいとは思わない。
自分だからできること、いや、自分にしかできないことを追求しながらやっていくのが本当に楽しいから。
mixerは小さなサロンですが、お客様を大切にしたい気持ちはどこにも負けないようにしたいんです。





私は別に儲からなくてもいい(ただし存続はしていきたい。)と思っています。
一人でも多くの方の髪の毛をキレイにできたらいいなぁ。ってことだけを思って書いています。その延長で儲けを出していければ素敵なことです。
言いたいことは、ビジネスとして捉えないで欲しいなぁという感じ。





さ、今日も頑張っていきますか。