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2020.05.29 BLOG

巧言令色鮮なし仁

こうげんれいしょくすくなしじん

こちら、孔子先輩の言葉をまとめた論語からの一文です。

美容師さんには是非覚えておいて欲しい言葉です。
20代半ばで初めて論語なるもの(読みやすい現代語訳されたもの)を読みました。おそらく抜粋しているものですが、なかなかのボリュームがあり、大変読み応えがあったことを記憶している。その中で、おっ!これは!って思った内容がこちらです。

私もこの言葉を知ってから、少し意識が変わり、ちょびっと成長したと自覚しています。

意味はこう。

口先だけうまく、顔つきだけよくする者には、真の仁者はいない。「巧言」は「言を巧みにす」とも読み、口先・言葉を飾っておべんちゃらを言うこと。「令色」は「色を令(よ)くす」とも読み、顔つきを物柔らかにすること。「鮮」は、めったにないという意味。真の人格者はむしろ口が重く、愛想がないということ。
「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)仁(じん)に近(ちか)し」<論語・子路>は、これに対する語。
口先だけ上手く、顔つきを柔らかくして「おべんちゃら」を発する。
これってまさに美容師ですやん。愛想は必要ですけど、ヘラヘラしてたらあかんってこっちゃです。おべんちゃらは言わなくて良い。
チャラチャラしているイメージ、未だにありますもんね。もちろんしっかりされている方も多いんですけれど、チャラチャラが目立っているからかな。
知能はともかく、知性が低いように見られているような劣等感もある。
「真の人格者」にはなれないかもしれませんが、私は自己研磨を続けていきますね。

って、さっそく難しく考えすぎてしまう自分の癖が全開に出た。今日は土曜日だしフワッといきますね笑

口先だけうまくてもダメなんですよーって。
お客様の目は確かなものですから、全部見破られてますよって自戒して毎日を過ごしています。

対義語の「剛毅木訥仁に近し」という言葉も素敵です。

意志がしっかりしていて、飾りけがないのは道徳の理想である仁に近い。
という意味だそうです。
意思は皆さんしっかりお持ちでしょう(お持ちでない方は持てるように頑張ってください。)から、いかに飾り気のない、シンプルな人間を目指していけるかというのが大切なのかと思います。

うわべ、おべんちゃら、愛想笑いみたいな表面的なことは、最低限でいい。
それよりもっと、美容師としてというより、人間として大切なものを身につけていけるように心掛けていきたいものです。

こういった学びの積み重ねが、今の自分を形成しているのだなぁと毎日投稿を通じて再確認できているので、最近毎日が面白い。いとをかし。

よし、今日はこんな感じで。
巧言令色することなく、意志を持ってやっていきましょう。

お仕事頑張ってきます。